BENZ W124(Eクラス)の実装例

1.センサー取付け場所の決定
付属の型紙をフロントガラス外面に、セロテープ等で固定し、センサー取付位置を決定します。
この時ぼかし部分は避けてください。センサーコードカバーの長さを調整します。
W124の場合、ベース部は2ブロック切り取り、カバー部は1ブロック切り取るとばっちりです。

2.黒いフィルムの貼り付け
好みに応じて、当社のホームページから型紙をダウンロードし、検知エリア(50mm×20mm)を切り抜いて貼って下さい。
ファッション性はもちろん、サンバイザーの間から漏れる朝日や西日を防ぐ役目も兼ねています。

3.センサー部、プリズム上へのガラス密着ジェルの塗り方
プリズム中央に適量、山なりになるように塗ります。(ジェルを塗りすぎるとプリズム上からはみ出し、正常に動作しません。)

4.センサー部の接着
センサー部の両面テープのシールを剥がし、型紙に合わせて慎重に貼り付けます。
この時、適度な力を加えてプリズムとフロントガラスの間の空気を抜きます。

5.センサー部コードの処理(1)
運転席側のサンバイザーを外して、センサー部から出ているコードを天井の間に挟みます。
線回しが気にならない方や邪魔くさい方は、適当な場所にコードクランプを貼って、運転席ダッシュボード下まで通してください。

6.センサー部コードの処理(2)
運転席側のサイドステップを外します。

7.センサー部コードの処理(3)
運転席側のウェザーストリップを外し、Aピラーカバーを外します。

8.センサー部コードの処理(4)
天井の間からAピラー内を通し、ダッシュボードのサイドを通して、ダッシュボードの下まで引き回します。
サンバイザー・Aピラーカバー・ウェザーストリップ・サイドステップは元に戻してください。

9.ダッシュボード アンダーカバーの取り外し(1)
イグニッションキーのカバーを外し(爪を折らないように注意)、8mmのビスを2本外します。

10.ダッシュボード アンダーカバーの取り外し(2)
ライトスイッチのつまみを引き抜き、ナットを外し、表面のカバーを外して(爪を折らないように注意)、8mmのビスを3本外します。
下にビスが2本とパーキングブレーキのビス2本とボンネットオープナーのボルトを外すとカバーが外れます。

11.ワイパー線につなぐ(1)
ハンドルコラムのコンビネーションスイッチから出ている線束の黒ビニールチューブまたは黒布テープの一部を写真のようにむきます。
その線束の中の1本黒/黄/紫線を適当なところでカットします。

12.ワイパー線につなぐ(2)
その黒/黄/紫線のコンビネーションスイッチ側にメスのギボシ、車両側にオスのギボシを付けます。

13.ワイパー線につなぐ(3)
レインセンサーの茶線と緑線をともガシメしてオスのギボシ、レインセンサーの黄線にメスのギボシを付け、先程の黒/黄/紫線に接続します。
レインセンサーの茶線・緑線と黒/黄/紫線のコンビネーションスイッチ側、レインセンサーの黄線と黒/黄/紫線の車両側に接続します。
写真は線の色が違いますが、説明文を優先して配線してください。

14.レインセンサーに電源線をつなぐ
レインセンサーの赤線に常時12V、橙線にアクセサリ線、黒をボディアースにそれぞれ接続します。
たいした電流は流れないので、オーディオ関係から取ればOKです。写真はETCから横取りしています。

15.制御基板につなぐ
制御ボックスのカバーを取り、ダミーセキュリティの設定(取説参照)をします。 次に、必ずセンサーのコネクターを先につなぎます。差込方向がありますので、注意してください。
次に白いコネクターをつなぎます。これも差込方向がありますので、注意してください。
制御ボックスのカバーを閉めます。
後は、カバー類を元に戻しますが、センサー部をチェックして、赤色LEDが点滅したり点灯していないことを確認してから行ってください。
センサー部のLEDが点滅したり点灯している場合は、センサーの取り付け方法が悪いのでチェックしてください。