配線コードを接続する端子です。接続しやすく、メンテナンス時の脱着が容易にできます。
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【1】
配線コードに絶縁スリーブを前もって正しい向きに差し込みます。
端子をかしめた後だと、通らないので注意が必要です。 |
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【2】
コードストリッパー等で配線コードの先を剥きます。 |
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【3】端子の小さいツメ部分にコードの芯線を、端子の大きいツメ部分にコードの被覆がくるように位置決めします。 |
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【4】
端子の大きいツメを、まず電工ペンチで軽くはさんで、大きいツメを被覆部にホールドさせます。(仮かしめ)
※この時、ツメがM字になるよう倒れているか確認して下さい。
左右対称に倒れていないとしっかりとしたかしめができません。 |
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【5】
被覆部に仮固定したツメを、電工ペンチでしっかりと締め込んでかしめます。
※2度かしめは端子のツメや被覆部分を傷める恐れがありますのでしてはいけません。
ひとつ大きいところで、仮かしめをして形と位置を整えてから、被覆サイズ相当のところで本かしめをします。
また、被覆部分は逆に強すぎると、被覆や被覆内部の芯線が傷む恐れがありますのでご注意下さい。 |
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【6】
写真のように大きいツメが折り込まれるように被覆に噛み込んでいるか確認する。 |
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【7】
次に端子の小さいツメをかしめます。
電工ペンチで、まず軽くはさんで、ツメを芯線部にホールドさせます。(仮かしめ)
※この時、ツメがM字になるよう倒れているか確認して下さい。
左右対称に倒れていないとしっかりとしたかしめができません。 |
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【8】
芯線部に仮かしめした小さいツメを、電工ペンチで締め込んでかしめます。
※2度かしめは端子のツメや芯線を傷める恐れがありますのでしてはいけません。
芯線サイズのひとつ大きいところで、仮かしめをして形と位置を整えてから、芯線サイズのところで本かしめをします。 |
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【9】
大きいツメと小さいツメが折り込まれていることを確認し、端子とコードを引っ張り、抜けないか確認する。
※この時しっかりとかしめがされていないと抜けてしまいます。
実装時にここが抜けると、断線だけでなく、極性によっては芯線が車体金属部分などと接触してショートする恐れがありますので、この確認作業は重要です。 |
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【10】
あらかじめ配線に通しておいたスリーブをかしめ部分にかぶせます。 |
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【11】
これでギボシ端子(オス)のかしめが完了です。
ギボシ端子(メス)も、大小のツメは同じですので、同じ手順で配線コードにかしめます。 |
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【12】
オス端子とメス端子を勘合させ、配線コード同士を接続します。
ロック部分までしっかり差し込まないと、抜ける恐れがありますのでご注意下さい。 |
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クワガタ端子 |
ボルトをある程度緩めれば簡単に脱着できる接続作業が簡単な端子です。
主にアース(マイナス)配線用として使用します。 |
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【1】
配線コードに絶縁スリーブを前もって差し込む。
端子をかしめた後だと、通らないので注意が必要です。 |
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【2】
コードストリッパー等で配線コードを剥きます。 |
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【3】
端子の小さいツメ部分にコードの芯線を、端子の大きいツメ部分にコードの被覆がくるように位置決めします。 |
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【4】
端子の大きいツメを芯線にかしめるために、電工ペンチで、まず軽くはさんで、大きいツメを被覆部にホールドさせます。(仮かしめ)
※この時、ツメがM字になるよう倒れているか確認して下さい。
左右対称に倒れていないとしっかりとしたかしめができません。 |
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【5】
被覆部に仮固定したツメを、電工ペンチでしっかりと締め込んでかしめます。
※2度かしめは端子のツメや被覆部分を傷める恐れがありますのでしてはいけません。
ひとつ大きいところで、仮かしめをして形と位置を整えてから、被覆サイズ相当のところで本かしめをします。
また、被覆部分は逆に強すぎると、被覆や被覆内部の芯線が傷む恐れがありますのでご注意下さい。 |
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【6】
写真のように大きいツメがおりこまれるようにして被覆に噛み込んでいるか確認する。 |
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【7】
小さいツメも大きいツメと同様に、仮かしめ、本かしめをします。 |
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【8】
小さいツメと大きいツメが折り込まれていることを確認し、端子とコードを引っ張り、抜けないか確認する。
※この時しっかりとかしめがされていないと抜けてしまいます。
実装時にここが抜けると、断線だけでなく、極性によっては芯線が車体金属部分などと接触してショートする恐れがありますので、この確認作業は重要です。 |
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【9】
あらかじめ配線に通しておいたスリーブをかしめ部分にかぶせます。 |
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【10】
これで完成です。
アースをとる場合は、未塗装の金属のボルトを緩めて、共締めします。 |
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