コネクタや端子の使用方法



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直線端子の取り付け方



コードとコードを直線で接続する場合に使用する端子です。
接触不良が起きにくく、しっかりと接続できます。


適合電線サイズ:0.5〜1.5sq


【1】

製品のコードに熱収縮チューブを前もって通しておきます。
【2】

コードストリッパー等で製品のコードの先を約1.5cm剥きます。
【3】

車両のコードの先も同様に約1.5cm剥きます。
【4】

製品側と車両側のコードをねじり合わせます。
【5】

写真のように直接端子の大きい爪が被覆部、小さい爪が芯線部になるように設置します。
【6】

内側からかしめます。
【7】

写真のようになります。
【8】

外側もかしめます。
【9】

写真のようになります。
【10】

反対側も同様にかしめます。
【11】

熱収縮チューブを被せます。
【12】

ライターやヒートガンを使用して熱収縮チューブに熱を加えます。

※ライターを使用する場合、熱収縮チューブに近づけすぎないようにしてください。
熱収縮チューブが溶けたり、発火の可能性があります。
【13】

これで接続完了です。
 

ワンタッチコネクタの取り付け方



ワンタッチでかんたんに接続できるコネクタです。
車両のコードを切断して接続する時に使用します。


適合電線サイズ:0.08sq〜2sq


青と青、橙と橙の穴が繋がっています。
はじめに、製品の線を接続します。

【1】

コードストリッパー等でコードの先を、約1cm剥きます。
剥いた先端はねじっておきます。
【2】

レバーを上げて、コードを挿し込みます。
【3】

奥までコードを挿し込んだら、レバーを下げます。
必ず突き当たりまで挿し込んでください。
【4】

もう片側も同様にコードを挿し込みます。
次に、車両の線を接続します。

【5】

接続したい車両のコードを切断します。
線は余裕を持って切断してください。
【6】

切断したコードを、対応する穴に挿し込みます。
 

接続コネクタの取り付け方

注意:  コネクタの使用回数は1回限りです。
接続後にコードを外して再接続しないでください。接触不良の原因になります。




接続コネクタは、被覆を剥く必要がなく、電工ペンチがなくても
プライヤーだけで、かんたんに接続できるコネクタです。
コネクタにオス・メスの区別はありません。


適合電線サイズ
黄色コネクタ:0.2sq〜0.5sq(最大被覆外径:2.1mm)
青色コネクタ:0.08sq〜0.2sq(最大被覆外径:1.6mm)

必ず対応するコネクタをご使用ください。


【1】

写真のようにコネクタ上部の穴(黄色部分)に配線を通します。
【2】

写真のようにコードを奥まで挿し込みます。
【3】

コードを挿し込んだら、プライヤーやペンチ等でコネクタを挟み込みます。
パチッとなるまで挟み込んでください。
接続するもう一方のコードも同様に作れば、接続コネクタの取り付けは完了です。

※接点不良等のおそれがある為、工具を使用し確実に挟み込んでください。
【4】

写真のようにコネクタのどちらか一方を上下180度回転させて挿し込みます。
【5】

カチッとロックがかかるまで挿し込みます。
よじるようにして引っ張ると、外すことも可能です。
【6】

連結できるので、スマートな配線が可能です。
★補足★

黄と青の接続コネクタを繋ぐことも可能です。
 

接続コネクタの外し方

注意:
コネクタの使用回数は1回限りです。
接続後にコードを外して再接続しないでください。
接触不良の原因になります。
 
【外し方1】

片方に爪を入れ黄色の部分を浮かせます。
【外し方2】

もう片側にも爪を入れ浮かせます。
【外し方3】

すると写真のように黄色の部分が外れます。
【外し方4】

次に金属の部分を抑えながら配線を引っ張ります。
【外し方5】

写真のように外れました。
   

AMP製 割込コネクタ

注意:  コネクタの使用回数は1回限りです。
接続後にコードを外して再接続しないでください。接触不良の原因になります。




割込コネクタは、被覆を剥く必要がなく、電工ペンチがなくても、
プライヤーだけで、かんたんに分岐・割込配線ができるコネクタです。


適合電線サイズ
青色コネクタ:1.25〜2.00sq
赤色コネクタ:0.50〜0.85sq
白色コネクタ:0.18〜0.36sq

必ず対応するコネクタをご使用ください。
【1】

コードストリッパー等で割り込ませるコードの先を剥き、写真のようにねじって折り曲げておきます。
【2】

割り込ませるコードをストッパーのある側の溝に金具と銅線が接触するようにセットします。
ストッパー付きは割り込む側、ストッパー無しは割り込まれる側になるようご注意ください。
【3】

フタを折り曲げ、プライヤーやペンチなどでカチッとロックされるまで挟み込みます。
【4】

純正コードをもう一方にセットします。
【5】

フタを折り曲げ、プライヤーやペンチなどでカチッとロックされるまで挟み込みます。
【6】

これで純正コードからの分岐接続が完了です。
   

JST製 割込コネクタ

注意:  コネクタの使用回数は1回限りです。
接続後にコードを外して再接続しないでください。接触不良の原因になります。




割込コネクタは、被覆を剥く必要がなく、電工ペンチがなくても、
プライヤーだけで、かんたんに分岐・割込配線ができるコネクタです。


適合電線サイズ
赤色コネクタ:0.3〜0.75sq
青色コネクタ:0.75〜2.00sq

必ず対応するコネクタをご使用ください。
【1】

純正コードをセットします。
ストッパー付きは割り込む側、ストッパー無しは割り込まれる側になるようご注意ください。
【2】

フタを折り曲げ、プライヤーやペンチなどでカチッとロックされるまで挟み込みます。
挟み込んだ後でもコネクタを移動でき、位置を調整できます。
【3】

割り込ませるコードをもう一方のストッパーのある側にセットします。
【4】

フタを折り曲げ、プライヤーやペンチなどでカチッとロックされるまで挟み込みます。
【5】

これで純正コードからの分岐接続が完了です。
★補足★

青コネクタの場合
【1】

製品側の線が細いため、コードストリッパー等でコードの先を剥き、写真のようにねじって折り曲げておきます。
【2】

コードをストッパーのある側に写真のようにセットし、接続します。

ギボシ端子



配線コードを接続する端子です。接続しやすく、メンテナンス時の脱着が容易にできます。
【1】

配線コードに絶縁スリーブを前もって正しい向きで通しておきます。
端子をかしめた後だと、通らないので注意が必要です。
【2】

コードストリッパー等で配線コードの先を剥きます。
【3】端子の小さいツメ部分にコードの芯線を、端子の大きいツメ部分にコードの被覆がくるように位置決めします。
【4】

端子の大きいツメを、まず電工ペンチで軽くはさんで、大きいツメを被覆部にホールドさせます。(仮かしめ)

※この時、ツメがM字になるよう倒れているか確認してください。 左右対称に倒れていないとしっかりとしたかしめができません。
【5】

被覆部に仮固定したツメを、電工ペンチでしっかりと締め込んでかしめます。

※2度かしめは端子のツメや被覆部分を傷める恐れがありますのでしてはいけません。

ひとつ大きいところで、仮かしめをして形と位置を整えてから、被覆サイズ相当のところで本かしめをします。 また、被覆部分は逆に強すぎると、被覆や被覆内部の芯線が傷む恐れがありますのでご注意ください。
【6】

写真のように大きいツメが折り込まれるように被覆に噛み込んでいるか確認する。
【7】

次に端子の小さいツメをかしめます。 電工ペンチで、まず軽くはさんで、ツメを芯線部にホールドさせます。(仮かしめ)

※この時、ツメがM字になるよう倒れているか確認してください。 左右対称に倒れていないとしっかりとしたかしめができません。
【8】

芯線部に仮かしめした小さいツメを、電工ペンチで締め込んでかしめます。

※2度かしめは端子のツメや芯線を傷める恐れがありますのでしてはいけません。
芯線サイズのひとつ大きいところで、仮かしめをして形と位置を整えてから、芯線サイズのところで本かしめをします。
【9】

大きいツメと小さいツメが折り込まれていることを確認し、端子とコードを引っ張り、抜けないか確認する。

※この時しっかりとかしめがされていないと抜けてしまいます。  実装時にここが抜けると、断線だけでなく、極性によっては芯線が車体金属部分などと接触してショートする恐れがありますので、この確認作業は重要です。
【10】

あらかじめ配線に通しておいたスリーブをかしめ部分にかぶせます。
【11】

これでギボシ端子(オス)のかしめが完了です。 ギボシ端子(メス)も、大小のツメは同じですので、同じ手順で配線コードにかしめます。
【12】

オス端子とメス端子を勘合させ、配線コード同士を接続します。 ロック部分までしっかり挿し込まないと、抜ける恐れがありますのでご注意ください。
   

クワガタ端子



ボルトをある程度緩めれば簡単に脱着できる接続作業が簡単な端子です。
主にアース(マイナス)配線用として使用します。
【1】

配線コードに絶縁スリーブを前もって通しておきます。
端子をかしめた後だと、通らないので注意が必要です。
【2】

コードストリッパー等で配線コードを剥きます。
【3】

端子の小さいツメ部分にコードの芯線を、端子の大きいツメ部分にコードの被覆がくるように位置決めします。
【4】

端子の大きいツメを芯線にかしめるために、電工ペンチで、まず軽くはさんで、大きいツメを被覆部にホールドさせます。(仮かしめ)

※この時、ツメがM字になるよう倒れているか確認してください。 左右対称に倒れていないとしっかりとしたかしめができません。
【5】

被覆部に仮固定したツメを、電工ペンチでしっかりと締め込んでかしめます。

※2度かしめは端子のツメや被覆部分を傷める恐れがありますのでしてはいけません。

ひとつ大きいところで、仮かしめをして形と位置を整えてから、被覆サイズ相当のところで本かしめをします。 また、被覆部分は逆に強すぎると、被覆や被覆内部の芯線が傷む恐れがありますのでご注意ください。
【6】

写真のように大きいツメがおりこまれるようにして被覆に噛み込んでいるか確認する。
【7】

小さいツメも大きいツメと同様に、仮かしめ、本かしめをします。
【8】

小さいツメと大きいツメが折り込まれていることを確認し、端子とコードを引っ張り、抜けないか確認する。

※この時しっかりとかしめがされていないと抜けてしまいます。  実装時にここが抜けると、断線だけでなく、極性によっては芯線が車体金属部分などと接触してショートする恐れがありますので、この確認作業は重要です。
【9】

あらかじめ配線に通しておいたスリーブをかしめ部分にかぶせます。
【10】

これで完成です。
アースをとる場合は、未塗装の金属のボルトを緩めて、共締めします。